インフルエンザワクチン
2025-2026年シーズンのインフルエンザワクチンは従来の不活化ワクチン(インフルエンザHAワクチン)に加えて、経鼻インフルエンザ生ワクチン(フルミスト)も選択できるようにしました。
フルミストについては予約のみの対応とさせていただきます。
従来の不活化ワクチン
(インフルエンザHAワクチン)について
ワクチンの接種について
インフルエンザワクチンは麻疹や風疹のワクチンのように、接種すれば必ず感染を防ぐことができるわけではありません。ワクチンを受けてもインフルエンザにかかるかもしれません。
ワクチンによる効果は、1歳~6歳未満で20~30%といわれていますが、このワクチンの目的のひとつは、インフルエンザに感染したとしても症状が重くならないようにすることにあります。
ワクチンの副反応
一般的に副反応は軽微です。接種局所の反応が主であり、発赤、腫脹、疼痛をきたすことがありますが2~3日で消失します。発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などもまれに起こります。また、急な副反応に対応できるように接種後30分間は院内か医院の近くにいるようにしてください。
接種回数について

6ヶ月未満のお子さんは接種できません。
日本では6ヶ月から2歳までのお子さんは2回、13歳以上は1回接種になっています。WHO(世界保健機構)の方式では2歳までは2回、3~8歳までは前年度接種している場合は1回、接種していない場合は2回(※)、9歳以上は1回接種となっています。
当院ではWHO方式での接種をすすめています。
2022年のインフルエンザ予防接種外来
10/4(土)13:30~
10/18(土)13:30~
11/1(土)13:30~
11/15(土)13:30~
11/29(土)13:30~
インフルエンザ予防接種外来では、予防接種のみを行い、薬の処方、病気の診察・相談はおこないませんのでご了承ください。
インフルエンザ予防接種外来以外の接種について
10月2日から一般の診療時間でも受付終了の30分前まで(午前は9:00〜11:30、土曜を除く午後は15:30〜17:30)は接種が可能です。WHO方式に沿った2回目の接種は11月9日から開始する予定です。
外来が混み合ったり、ワクチンが足りなくなった場合は、受付をされていても接種を中止することがありますのでご了承ください。
接種料金
3,500円(税込み)
フルミストについて
フルミストは経鼻インフルエンザ生ワクチンです。 2才〜18才までが適応になります。 全年齢で1回接種です。 注射ではなく、左右の鼻腔に1噴霧ずつ投与します。 痛くはありません。しかし鼻腔をいじられるのを嫌がるお子さんは拒否反応を起こすかもしれません。必ず本人と相談してから接種をお願いします。
フルミストの効果
注射型のインフルエンザワクチンと比べて、2歳〜7歳ではフルミストのほうが予防効果が高いというデータがありますが、基本的にほぼ同等と思っていいでしょう。
フルミストの副反応
生ワクチンなのでインフルエンザとにた症状(発熱、鼻水、のどの痛み、咳、頭痛、筋肉の痛み)が見られることが1〜10%あります。
また、軽い風邪のような症状(鼻水、くしゃみ、咳など)が約50%の方に出現します。
急な副反応に対応できるように接種後30分間は院内か医院の近くにいるようにしてください。
フルミストを接種できない方
・2歳未満、19才以上の方
・本剤の成分(ゼラチンを含む)によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな方
・免疫が低下している疾患やステロイドや免疫抑制剤を服用している方
・37.5度以上の熱がある方
・4週間以内に他の生ワクチンを接種しているかた(同時接種を除く)
・妊娠していることが明らかな方
・重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
フルミストより注射型のインフルエンザワクチンをおすすめする方
・重篤な喘息を有する方
・川崎病や心臓病などでアスピリンを内服している方
・重度の免疫抑制者と同居している方
・他の生ワクチンを4週間以内に接種を予定している方
・鼻水、鼻詰まりがひどい方
接種料金
8,000円(税込み)